介護職向けホスピタリティ研修に参加する

介護職向けの研修を受ける

研修を受けてホスピタリティを磨くのもおすすめです。最近は介護現場でホスピタリティを求める傾向が強くなってきたため、介護職向けの研修も多く開催されています。どのような研修を受けられるのか参考例を紹介していきますので、興味のある方は受講を検討してみてください。

ホスピタリティマインド研修

まずはホスピタリティマインドがどのようなものかを理解するところから始まります。介護施設利用者の多くを占める団塊の世代の方は自分に合っているものや自分の好きなものを優先した「心理的充足感」を求めています。利用者ごとに異なる趣向に応じてサービスを提供できなければ、これからの時代は生き残れないのです。相手が望むサービスの提供にはホスピタリティや思いやりの心が必要不可欠です。相手が望んでいることを汲み取り、それを叶える方法を考える姿勢が求められます。ホスピタリティに満ちた介護を提供することで利用者やご家族は大きな満足感を得られるだけでなく、利用者の増加にもつながります。

ロールプレイ

ホスピタリティを鍛える方法として主に用いられるのが、ロールプレイです。ロールプレイを繰り返して様々な事例に触れることで、相手を注意深く観察してメッセージを受け取る観察力が身に付きます。また、相手の要求を汲み取って心を寄り添わせる心配りも身に付きます。さらに、効果的に自身の気持ちを伝える表現力も鍛えられます。

ホスピタリティマナー研修

また、座学としてホスピタリティマナー研修も行われます。相手の立場に立った考え方や言動を身に付けるために立ち振る舞いや言葉遣いを学びます。介護現場では、サービスを提供する介護職員のイメージが介護施設そのもののイメージに直結します。そのため、常にホスピタリティが発揮できるようにしておかなければなりません。

コミュニケーション研修

利用者やご家族と直接会話する機会が多いため、コミュニケーション能力の強化は必須です。コミュニケーション研修ではまず、コミュニケーションに必要な3大要素を学びます。自身のパーソナリティを理解するところから始まり、相手の特徴を理解するコツを身に付けます。利用者やご家族の理解を得るためには、自分の気持ちを正確に伝える必要があります。また、施設長やリーダーなどの役職に就く人は部下からの理解を得なければなりません。人事に携わる人は、転職者の本質を見極める力が求められます。コミュニケーション能力を鍛えることで、利用者満足度が上がるだけでなく施設の運営そのものが円滑になるのです。