思いやりの心を持って働こう

サービス業に分類される介護職には思いやりの心が必須

介護職はサービス業

職業分類上ではサービス業に該当する

日本における職業分類は総務省が掲げている「日本標準職業分類」とハローワークで使われている厚生労働省の「職業分類」が基準となっており、介護職のほとんどは「サービス業」に分類されています。サービス業と聞くと、ホテルや飲食業などをイメージするかと思いますが、それ以外にも理容・美容・CAなど接客を伴う職業全般が含まれます。また、介護職の産業分類は医療・福祉に含まれます。介護職は医療・福祉と直結する職業であり、医療施設や介護施設などのあらゆる場で活躍しています。

職業分類上ではサービス業に該当する

サービス業に求められる「ホスピタリティ」とは

サービス業に就くにあたって欠かせない考え方が「ホスピタリティ」です。日本語にすると「丁寧なおもてなし」「おもてなしの心」です。思いやりの心を持った接客という意味で用いられることが多く、旅行サイトのレビューを覗くと「ここのホテルはホスピタリティが行き届いていて素晴らしかった」などのコメントをよく見かけます。日本においては、サービス業に求められるおもてなし精神を指す言葉と捉えていいでしょう。
なお、言葉の由来は英語の「hospitality」をそのままカタカナ表記で日本語に取り入れたことがきっかけです。hospitalityを直訳すると「親切におもてなしをすること・歓待・厚遇」という意味になります。日本では主にサービス業の分野で用いられますが、英語圏では誰かが家に招待してくれた時など、より幅広い意味で用いられます。例えば、アメリカではよくホームパーティが開かれます。その際に、「この間のパーティはホスピタリティが素晴らしくてとても楽しめた」などと用いられます。

サービス業に求められる「ホスピタリティ」とは

「サービス」とは違う

ホスピタリティと似た言葉に「サービス」があります。こちらも接客を伴うサービス業でよく用いられる言葉ですが、意味は明確に異なります。サービスの語源は元々「奴隷」という意味を持つラテン語の「servus」から来ています。現在では「奉仕する・給仕する」という意味で用いられ、対価を受け取り相手に満足感を提供する行為を指します。つまり、サービスを受ける側が主、サービスをする側が従者という関係性を表します。
一方、ホスピタリティは対価を求めません。ホスピタリティの語源はラテン語の「hospics」で、「客人の保護」という意味を持ちます。対価の有無に関係なく、相手に喜んでもらうことを目的としています。介護職に限らず仕事には当然対価が発生するものの、それ以前の基本姿勢として持っておくべきものがホスピタリティなのです。

「サービス」とは違う

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